医療用ウィッグには部分用・白髪・男性用もある!

投稿日:2018年2月1日 更新日:

あなたにぴったりの医療用ウィッグはあります髪の毛の脱毛原因に多いのが、抗がん剤治療や脱毛症です。

これは男女、年齢問わず発病、発症します。

頭髪が抜けるというショックをやわらげるものとして医療用ウィッグがありますが、さまざまな患者に対応するため、部分用から白髪用、女性用はもちろん男性用などさまざまな種類が用意されています。

ここでは、自分に合った医療用ウィッグを上手に選択するために、種類ごとの特徴をご紹介します。

普通のウィッグとは違う?医療用ウィッグの基礎知識

普通のウィッグは、気分でヘアスタイルを変えたり、いつもとは違ったカラーリングの髪にしてみたりと、一時的なオシャレを楽しむために使用されることが多いです。

医療用ウィッグは、病気の治療やケガによって抜けてしまった頭皮や患部を隠して、患者の精神的な苦痛やストレスを和らげることを目的としたウィッグとなっています。

他にも、加齢やホルモンバランスの乱れなどによって薄毛となってしまったり、脱毛してしまったりした場合に用いられることもあります。

ファッションの1つとして用いられるオシャレウィッグは、主に健康な頭皮を持った人が使用し、多くの場合、自毛の上からウィッグを装着します。

しかし、医療用ウィッグでは、髪が完全に抜け落ちている人が使用するケースも多く、肌に直接装着する場合も少なくありません。

また、病気などを原因とした脱毛であるため、頭皮がデリケートな状態となっていることも多いです。

そのため、装着時にできるだけ頭皮に負担がかからないように地肌に優しい素材で作られる傾向にあります

さらに、長時間の装着であっても締め付けを感じないように工夫がなされていたり、通気性がよくムレにくい作りとなっていたりします。

また、フルウィッグと部分ウィッグといったサイズの異なるものや、使用者に合わせて白髪用や男性用なども用意されています。

医療用ウィッグは病気の治療を精神面でサポートする、患者にとって大切なものです。

しかし、以前は医療用ウィッグについてのはっきりとした定義はありませんでした。

そのため、医療用ウィッグを取り扱っている企業によって商品のあり方が異なっていました。

そこで、経済産業省が2015年に医療用ウィッグに関するJIS(日本工業規格)を制定しました。

医療用ウィッグやその付属品に関する外観や性能、試験方法などを明確に定めたのです。

定義が確立されたことにより、利用者は「JIS規格適合品」である医療用ウィッグについて、より安心して使用できるようになりました。

関連記事:医療用ウィッグとファッションウィッグは別物!

頭部全体をカバーしてくれる、フルウィッグ

フルウィッグのトルソー

ウィッグには頭部をすべて覆うタイプのものと、部分的に覆うタイプのものがあります。

頭全体をカバーするタイプのものを「フルウィッグ」と呼びます。

フルウィッグは「全頭かつら」や「フルキャップ」「全ウィッグ」などとも呼ばれ、一般的には頭髪がすべて抜けてしまっている人に使用されるタイプです。

フルウィッグは頭全体にすっぽりと被せるため、自毛の髪色や毛の生え具合といった、頭髪の状態を考慮することなく使用することが可能となっています。

そのため、抗がん剤の治療による副作用で頭髪が抜け落ちてしまったり、円形脱毛症や無毛症などによって頭部全体の毛がなかったりする場合に適しています。

部分的な脱毛状態であっても、抗がん剤治療の副作用や円形脱毛症により、今後脱毛が進行する可能性がある場合にもおすすめです。

さらに、自毛は生え残っているものの毛が細かったり、やわらかい毛質を持った猫毛であったりと、頭髪に悩みを持っている人にも使用されることがあります。

頭部を部分的に覆う部分用ウィッグ

カールをつけた部分ウィッグ加齢によって、前髪や頭頂部の髪が薄くなってくることもあります。

円形脱毛症などのように、頭髪の一部だけが抜け落ちているというケースもあるでしょう。

このような場合には、部分的に装着できる医療用ウィッグを使用することも可能です。

部分的に頭部をカバーするタイプのウィッグは「部分ウィッグ」と言い「部分かつら」、「トップピース」、「ツーペ」と呼ばれることもあります。

前髪だけのものや襟足、つむじ部分だけをカバーできるタイプなどさまざまです。

部分ウィッグは、手術や火傷などで一部の毛が抜けている人に適しています

部分用ウィッグを使用する際に注意しなければいけない点は、自毛とのバランスです。

頭部全体を覆いつくすフルウィッグとは異なり、部分ウィッグは自毛と違和感がないように装着することで、自然な仕上がりにできます。

そのため、自分の毛となじむような色や毛質をしっかりと選ぶことが大切です。

カバーしたい部分に合わせたサイズ選びも重要となります。

年齢に応じて選べる!白髪の医療用ウィッグ

白髪用ウィッグを装着して笑顔で鏡を見る年配の女性医療用ウィッグを使用する人の年齢はさまざまなため、利用者からは年齢に応じたウィッグが求められています。

自然な見た目にするために、年配の人向けに白髪タイプのものもあるのです。

白髪の生える量は人によって異なっています。

そのため、100%白髪でできているウィッグもあれば、40%の白髪と60%の黒髪を組み合わせたものや、80%の白髪と20%の黒髪を混合させたものなど、白髪の割合を選べるものもあります

何が違う?男性用ウィッグの女性ウィッグとの違い

頭髪が薄いことに悩むのは、女性ばかりではありません。

医療用ウィッグには女性用のほか、男性向けに作られた専用のウィッグもあります。

頭や頭髪のサイズや形は女性・男性に関わらず、人それぞれ個人差があるものです。

そのため、女性用ウィッグと男性用ウィッグの区別に明確な規定はないと言えます。

一般的には女性の方が髪の毛の長い人が多く、男性の方は短い人が多い傾向にあります。

そのことから、女性に求められやすい髪型のウィッグを女性向けウィッグ、男性に好まれる髪型のウィッグを男性向けウィッグとして区別しています。

女性と男性、それぞれに多くみられる悩みや髪型の好みといったものを基準として分けているのです。

男性用ウィッグでは、男性に人気のあるヘアスタイルのウィッグのほか、頭皮に汗をかきやすいという男性に多くみられる悩みに対応した、通気性に優れる商品などもあります

関連記事

医療用ウィッグを買うなら!おすすめ人気のメーカー5選

抗がん剤による影響で髪が抜けてしまった方や、薄毛の症状を抱える方などの悩みを和らげるために、医療用ウィッグ(かつら)が1つの助けとなる可能性があります。 医療用ウィッグとは、病気やケガなどで髪を失って …

抗がん剤治療時の医療用ウィッグはこう選ぶ!

多くの場合、抗がん剤治療が始まると数週間で髪の毛が抜け始めます。 もちろん治療を終えればまた生えてきますが、それが分かっていても自分の髪の毛が抜けていくのはショックなものです。 そんな精神的な痛みを和 …

医療用ウィッグとファッションウィッグは別物!

抗がん剤の治療の副作用などで脱毛に悩まされている女性の中には、医療用ウィッグ(かつら)の使用を希望している人もいます。 医療用ウィッグを選ぶときのポイントを知っておくと、脱毛の悩み解決も早くなりますし …

パソコンを操作する女性の手元

医療用ウィッグの通販購入はここを押さえればOK

医療用ウィッグをインターネットで購入しようと考えている人もいるでしょう。 通販サイトは便利ですが、注意するべき点もいくつかあります。 ここでは、医療用ウィッグを通販で購入する際のメリットやデメリット、 …

医療用ウィッグの種類や入手方法を教えます!

脱毛症や抗がん剤治療などによって髪が抜けてしまう人のための医療用ウィッグ(かつら)は、どこで購入すればいいのでしょうか。 自分に合ったウィッグを購入するための試着方法や購入方法、そして主な特徴について …

医療用ウィッグは購入とレンタルどっちがお得?

医療用ウィッグ(かつら)は抗がん剤による治療を受けている方や、脱毛症を患っている方などが抱える「髪の悩み」を緩和するために作られたウィッグです。 医療用ウィッグを利用する方法は、購入もしくはレンタルの …