夏の医療用ウィッグは暑さ対策で快適に!

投稿日:2018年12月6日 更新日:

しっかり暑さ対策、医療用ウィッグ快適。医療用ウィッグを使用している方にとって、夏は憂鬱な時期です。

ただでさえ暑いうえに、ウィッグをかぶっていることで頭皮がさらに熱を持つためです。

汗を大量にかけばメイクも崩れてしまいますし、放っておけば湿疹の原因にもなります。

ウィッグ内部がムレると不快ですし、余計なストレスにもなってしまいます。

そんな不快感や悩みを減らし、夏でも快適にウィッグを使うためにはどうすればいいのでしょうか。

手植えや絹スキンを選んで通気性アップ

笑顔で髪をなびかせる女性夏にウィッグをつけたときの不快さは、主に暑さ、熱が原因です。

そのため、まずは暑さ対策を万全にすることが必要になるでしょう。

涼しい服装にしたり首元を冷やすクールタオルを巻くなど、ウィッグとは別の部分で行える対策をとるのはもちろんですが、それと同時に涼しく使えるウィッグを選ぶことも重要です。

夏場のウィッグに求められるのは、何と言っても通気性です。

高い通気性を求めるなら「手植え」のウィッグをおすすめします。

手植えとは、ウィッグに人の手で数本ずつ髪の毛を結びつけていく手法です。

手植えのウィッグは基本的にメッシュ地のベースネットに髪の毛を植えていくので、通気性が高く、軽くなっています

人の手で作るため手間がかかり値段も高くなりますが、機械で植えたものよりも毛の根元が立ちやすく、より自然なウィッグになるのもポイントです。

つむじや分け目部分などは頭皮が透けて見えている方が自然なため、そういった目につきやすい部位にはメッシュの代わりに人工頭皮が用いられることがあります。

この人工頭皮の素材はウィッグによってさまざまですが、やはりなるべく通気性のいいものを選びましょう。

ウレタンは見た目も皮膚に近くて安価ですが、通気性が悪く、夏はムレてしまいます。

絹スキンのものは軽くて空気を通すため、夏場につけるにはこちらの方がいいでしょう

医療用ウィッグは平均して一年半~二年ほど使用することになるため、見た目ではなく夏場の通気性も考えて選ぶようにしましょう。

ウィッグ内部の工夫

医療用ウィッグは決して安価なものではないですから、夏季のためだけに新調するというのも現実的ではありません。

今あるウィッグを涼しく使えるように、工夫をしてみましょう。

冷却シートで涼しく

まず、ウィッグの内部に冷却シートを貼っておくという手段があります。

出かけるときに貼りつけておけば数時間は効果が持続しますし、頭皮の熱を冷ませば発汗もおさえられることでしょう。

冷却シートは手軽ではありますが、貼る枚数や面積には注意が必要です。

頭部を覆うくらい大量に貼ってしまうと、重みで首や肩コリの原因となります。

冷えすぎれば頭痛などを引き起こすこともあるため、一枚か二枚程度に留めておくのが無難です。

また、治療により敏感になっている頭皮と直接触れるとかぶれてしまう恐れがあるので、様子を見ながら試してみてください。

脇汗パッドで汗とサヨナラ

ウィッグの中を冷やすのではなく、除湿するというのも有効です。

100円ショップやドラッグストアなどで購入できる「脇汗パッド」をウィッグの内部に貼りつけることで、出過ぎた汗を吸収して不快感やムレを抑えることができます

脇汗パッドは抗菌作用のあるものも多く、ニオイ防止にも効果的です。

テープなどで固定しやすいのもありがたいですし、服の下につけても透けにくいベージュ色もあるので、ウィッグ内部に貼り付けても目立ちにくいです。

ただし、こちらも冷却シート同様に頭皮と直接触れるとかぶれてしまう恐れがあるので、仕様の際には気をつけてください。

保冷剤でひんやり

もし自毛が残っていてネットでまとめている方なら、そのネットの中に小さな保冷剤を入れておくのも暑さ対策になります

冷却シートより強力に冷やすことができるので、炎天下で行動する時などは助かります。

ただし、重さがあるうえに頭が冷えすぎる危険もありますので、保冷剤は小さなものを選びましょう。

厚みがあるとふくらんでしまうので、薄い保冷剤を使用するのもポイントです。

髪をカットして風通しをよくする

ウィッグを思い切って短くカットするのも、夏を涼しく過ごす工夫のひとつになります。

自毛と同様にロングヘアーは首元にかかってしまいますから、それだけ体温が上がり、汗もかきやすくなります。

髪を短めにしておけば首や耳元も涼しく、発汗やムレが多少は抑えられるはずです。

ウィッグが軽くなるというメリットもありますが、一度カットしてしまうとロングヘアーには戻せないのが注意点です。

短くしたヘアスタイルを続けても後悔はないか、よく考えてからウィッグをカットしましょう。

関連記事:医療用ウィッグのズレやムレ…対策をして快適に!

外出時のウィッグの取り外しやお手入れ

日傘をさして汗をぬぐう女性通気性のいいウィッグを使い、内部に冷却剤や除湿剤を仕込んでも、真夏にはどうしても汗をかいてしまいます。

皮膚に汗がついたままで放っておくと湿疹の原因にもなりますし、髪についた汗はニオイのもとです。

汗による不快感やトラブルは、外出中でもなるべくこまめにウィッグを外し、頭皮をぬぐったりインナーキャップなどを交換したりすることでも緩和できます

吸湿性の高いインナーキャップを数枚携帯して、汗をかいたら交換するといいでしょう。

インナーキャップは、ウィッグのベースネットが直接肌に触れないようにすることを目的としたものです。

薬の影響などで敏感になっている肌を守り、ウィッグのズレ防止にも役立つアイテムですが、夏場には汗を吸い取る役目も果たします。

接触冷感や防臭・抗菌加工の製品も販売されていますので、ニオイ防止にも効果的です。

しかし、外出先で人目に触れずウィッグを取り外せる場所はトイレなどに限られてきます。

夏のお出かけの際には、事前に立ち寄る場所の周辺を調べ、トイレの有無などを確認しておくと安心できるでしょう。

また、ウィッグ専用の冷却スプレーというものもありますので、これをウィッグに吹きかけることで、素早くクールダウンすることも可能です。

消臭・除菌成分を配合したものであれば、汗のケアもばっちりです。

便利な髪の毛付きキャップ

ニット帽をかぶって笑顔で手を振る女性それほど長い外出でなければ、髪の毛付きキャップもおすすめのアイテムです。

髪の毛付きキャップは通気性がいいメッシュのガーゼキャップの周囲に髪の毛を縫い付けたもので、頭頂部には髪が植え込まれていないため、風通しが良く涼しいのが特徴です。

髪の毛付きキャップを装着し、その上から帽子を被って使用するため手軽さもメリットです。

近所でのお買い物など、帽子を脱がなくてもいい外出などに便利です。

一万円程度から購入ができるため、医療用のフルウィッグと比べても手ごろなお値段となっています。

帰宅したあとのケアも重要

ウィッグをつけて長時間外出した後は、頭皮やウィッグをきちんと清潔にしておくとニオイや湿疹を防ぐことができます

汗をかいた日は、表面を綺麗に拭いても毛穴は汚れているものです。

よく泡立てたシャンプーで丁寧に頭皮を洗い、シャンプーが残らないようにすすぎをしっかりと行います。

ウィッグも専用のシャンプーとコンディショナーを使って洗い、しっかり乾燥させておくとニオイが発生しにくいでしょう。

ウィッグを長持ちさせるためにも、普段のケアが重要です。

暑い夏も工夫で乗り切ろう

ウィッグを使う方にとって暑い時期は大変ですが、さまざまな工夫をすることでオシャレに快適に夏を過ごすことができるでしょう。

人によって体質は違いますし、メーカーによってウィッグの作りも違うため、ここで挙げた各種の対策を試してながら、自分に最適なものを見つけて夏を乗り切りましょう!

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