医療用ウィッグは自分の髪でも制作できます

投稿日:2018年11月29日 更新日:

自毛で作る医療用ウィッグ医療用ウィッグを用意したいけれど、人工毛や見知らぬ人の髪の毛ではなく自分の髪を使用したいと考える人もいるでしょう。

自毛を使ったウィッグであれば、違和感なく馴染むはずです。

今回は、自毛を使って医療用ウィッグを制作できるのか調べてみました。

ウィッグ制作に必要な髪の長さや準備の仕方、自毛ウィッグ制作サービスの紹介などをしていきます。

自分の髪で医療用ウィッグを作れるサービスがある

医療用ウィッグの存在が広まりさまざまなメーカーがウィッグを制作していますが、中には自毛で医療用ウィッグを制作できるところもあります。

医療用ウィッグの存在が広まるにつれて、既製品だけでなくセミオーダーメイドやフルオーダーメイドで理想のウィッグを制作してくれるところも増えてきました。

その中で、顧客の希望を第一に考えたサービスとして生まれたのが、自毛で制作する医療用ウィッグです。

基本的にはオーダーメイド

医療用ウィッグ制作の話自分の髪を使って医療用ウィッグを作ってもらうときは、基本的にオーダーメイドとなります。

フルオーダーメイドとなるので、価格は高くなりがちです。

ウィッグの制作費用は、安いところで15万円前後となっています。

医療用ウィッグはJIS規格が定められていますが、仕様まで定められているわけではないので、作り方によって価格が大きく変化します。

  • ベースキャップの素材
  • ベースキャップの縫製方法
  • 植毛の仕方
  • 自毛の取り扱い方
  • 加工後のスタイリング費用
  • 工場やメーカー間の輸送費用

などさまざまな部分が影響するので、メーカーによって価格が異なるのです。

フルウィッグの場合には10万円以上かかるのが一般的ですが、部分ウィッグの場合には5万円程度で制作できる場合もあります

また、良質な素材を用いている場合や、スタイリングなどで細かな指示をした場合などには20万円以上かかることもあるでしょう。

費用がどの程度かかるかは、事前に見積もりをしてもらった上で依頼するのがポイントです。

自分の髪の準備には専門店に依頼するのが安全策

自毛ウィッグのために髪を切る女性自毛の医療用ウィッグを作ってもらうためには、自分の髪を用意しなければなりません。

ウィッグ用の自毛を準備する方法は、医療用ウィッグ専門店やメーカーが提携している美容院で髪を切ってもらうか、自分で髪を切って提出する二つの方法があります。

ウィッグを自毛で作るためには髪の状態や長さが重要になるため、基本的にはウィッグ制作専門店に依頼した方が安心でしょう。

ウィッグに使用する髪は切れ毛や枝毛などになりやすい状態であっても問題ない場合もありますが、あまりに傷んでいる髪の毛は使用できないのが原則です。

髪の長さは最低でも20cm以上からとなり、30cm程の長さを用意できていれば問題なく制作してもらえるでしょう

ウィッグのベースキャップに植え込むためには、ある程度の長さが必要になるからです。

プロに任せてカットしてもらうえば、髪の長さが不足するようなことを避けられるでしょう

お店としても、髪を切るところから責任を持って医療用ウィッグの制作を手掛けようと考えてくれているのです。

自分で髪を切って準備するメリットと方法

ハサミと櫛と梳きバサミ自分で髪を切って準備する方法にも、メリットがあります。

カット料金がかからないので、医療用ウィッグの準備にかかる費用を削減することができます

自分でカットをするなら、何度も専門店へ足を運ぶ必要もありません。

一度のカットでは足りない髪を、数度のカットを合わせて貯めることも可能です。

ウィッグに使用する自毛が足りない場合は、他の人毛や人工毛をブレンドして製作することとなります。

そのため、100%自毛で医療用ウィッグを作りたいなら、カットした髪を貯めておく必要がでてくるのです。

髪は切っても大切に保管しておけば、何年も良好な状態を保つことができます。

カビが生えないように高温多湿を避け、紫外線によるダメージを防ぐために遮光して保存しておけば安心です。

参考:自毛のカット・保存方法 | 自毛(地毛)かつらウィッグ製作専門工房

今は十分な髪がないからフルウィッグは作れないという場合でも、長期的に髪を集めていけば必要な量を確保できるでしょう。

ウィッグ制作に使用する髪は、必ず乾いた状態でカットにしてください。

湿った髪の毛は傷みやすく、カビや雑菌の温床となるためです。

カビや雑菌が繁殖すると、周囲の髪もダメージを受けてしまい、ウィッグに使用することができなくなってしまいます。

ウィッグに使う髪の毛を用意する際は「必ず乾いた状態でカットする」と覚えておきましょう

また、髪をカットする際はゴムで束ねてから、その少し上を切ってまとめておくようにしましょう。

髪の毛がバラバラになってしまうと、ウィッグの制作には使えなくなってしまうからです。

束ねてあった方が保管もしやすいので「髪は束ねてカットする」ということも覚えておきましょう

アフターメンテナンスも考慮するのが大切

医療用ウィッグを制作してもらうときには、アフターメンテナンスについても考えておくことが重要です。

自毛がもともと傷んでいると状態が悪くなってしまう場合もありますが、保証がしっかりしている医療用ウィッグ専門店に制作してもらえば、メンテナンスもしてもらえます

ウィッグ購入後の保証内容、保証期間も確認しておきましょう。

対応しているサービスの例

医療用ウィッグを自毛で制作してくれるサービスとして代表的なのが

などです。

店舗によってコンセプトには違いがありますが、上記の三店では自然な外見になるようにしつつ、着け心地にも配慮した制作を心がけています。

フルオーダーでヘアスタイルを自由に決めることもでき、使用する素材も高品質のものを用いているのが特徴です。

プライバシーに対する考え方はそれぞれ異なる

ウィッグを作成することを、人に知られたくないという人は大勢います。

基本的には、医療用ウィッグの制作・販売を行っているメーカーや店舗はプライバシーに対する配慮をしていますが、その対応については上述の三店舗でも異なっています。

青山ハイベル

かつら(医療用)、ウィッグ、ヘアピース専門の青山ハイベル
ハイベルでは完全個室、完全予約制のプライベートな空間でウィッグ制作のための打ち合わせやアフターサービスなどを行っています

メンテナンスに関しては郵送で依頼をすることも可能になっています。

自社ウィッグだけでなく、他社ウィッグのメンテナンスにも対応しているので、気軽に相談がしやすいでしょう。

青山ハイベル:http://www.hi-belle.com/

自毛(地毛)かつらウィッグ製作専門工房

自毛(地毛)かつらウィッグ製作専門工房自毛(地毛)かつらウィッグ製作専門工房では、ウィッグ型取り出張サービスを利用できます。

(日程、距離により不可の場合あり。地域により交通費発生)

型取りキット(別途料金)を使った通販も可能なため、店頭へ出向かずに医療用ウィッグを作ることも可能です。

サロンでの型取りの場合は提携美容室での対応となり、プライバシーを守るために事前連絡が必須となっています。

自毛(地毛)かつらウィッグ製作専門工房:https://www.o-da-katura.com/

ナチュラルスタイル

かつら・ウィッグのナチュラルスタイルナチュラルスタイルでは、ウィッグについて相談してみたいという人のために無料メール相談を受け付けています

人に全く知られることなく匿名で相談できるようになっているので、自毛で医療用ウィッグを作りたいけれど不安があるという場合には、問い合わせてみるといいでしょう。

ナチュラルスタイル:http://www.natural.ne.jp/

このように、店舗によってプライバシーへの配慮の仕方が異なるため、自分にとって最適なサービスを提供しているところを選ぶのが大切です。

自毛の医療用ウィッグを作ってみよう

医療用ウィッグはJIS規格が定められていますが、自毛を使って制作することも可能です。

専門店に依頼すれば、自分の髪を使ってフルオーダーの理想の医療用ウィッグを作ることができます。

ウィッグに使用する髪は、専門店で切ってもらうことも自分で用意することもできるので、どちらが良いかをよく考えて決めましょう。

また、プライバシーへの配慮があり、高品質のウィッグを手がけている店舗を選ぶのが大切です。

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