医療用ウィッグで失敗知らずの賢い選び方

かつら・ウィッグ女性がん患者が闘病していく上で大きな悩みとなるのが抗がん剤の副作用にともなう脱毛です。

女性に多い乳がん治療において使用される抗がん剤の副作用で多くの人が脱毛を経験します。

日を追うごとに髪の毛が抜け落ちてしまうのは大変な精神的苦痛です。

医療用ウィッグ(かつら)はそんな脱毛による容姿の変化をカバーしてくれる救世主といえます。

高額なものが多い傾向だけに選び方のコツを押さえて自分に似合うすてきなウィッグを見つけましょう。

 

医療用ウィッグは市販のウィッグと何がちがう?

そもそも医療用と市販の製品での厳格な差異はありません。

言ってしまえば市販されているおしゃれ用のウィッグでも構わないわけです。

しかし、がん患者が医療用ウィッグを選択しているのには理由があります。

医療用ウィッグの特徴として挙げられるのは、長い治療期間中にストレスなくつけ続けられる精巧なつくりという点です。

医療用ウィッグはつくりが精巧なため、つけていても自然な見た目で他人からの目線があまり気になりません。

また、サイズ調整ができるということも市販の既製品との違いです。

抗がん剤を使った治療を始めると多くのケースでは脱毛し、治療が終了した後半年程度で発毛してくるのが一般的といえます。

この過程で頭のサイズは1~2cmも変化してしまいます。

サイズ調整ができなければ、すき間ができて不自然に見えてしまいます。

医療用ウィッグであれば、適時調整が可能なので治療中のどの時期でも頭にフィットします。つけ心地にも工夫がなされています。

直接地肌に触れるメッシュ部分が通気性の良い素材で、熱や汗をためないようなつくりになっているのです。

 

また肌にやさしく炎症を引き起こさない安全な素材が採用されています。

植えられている毛が丁寧に処理されているため、チクチク頭皮を刺激することもありません。
日常的につけるため軽さも忘れてはいけません。重すぎると疲れてしまいます。

医療用ウィッグと普通のウィッグ、何が違うの?

ウィッグを選ぶタイミング

がん治療の過程で抗がん剤を使うことが決まり、脱毛の可能性が高いことが判明した時点で早めに医療用ウィッグの準備に取り掛かりましょう。

抗がん剤治療が終われば再度髪が生えてくると理解していても、心理的なショックで医療用ウィッグにまで気が回らないかもしれません。

それでも、髪が抜け落ちる前に準備しておくことで心に余裕が生まれます。

安心感があることから治療にも前向きに取り組むことができ、普段通りの生活を過ごす手助けとなってくれるでしょう。

医療用ウィッグ選びで治療前に決めることは髪型選びです。

現状のヘアスタイルと同じものにするのか」「イメージを変えるのか」など自分のライフスタイルや好みを考慮しながら決めましょう。

脱毛が始まってからでは普段のイメージがぼやけてしまい決めにくくなる可能性があります。

治療の過程で状態が変化するので、その都度医療用ウィッグのメンテナンスも必要です。

抗がん剤を開始したころは脱毛がまばらで自分の髪と医療用ウィッグがからみがちです。

ある程度カットして手入れしやすくしておきましょう。

脱毛がすすむにつれて、髪の量が減りその分頭のサイズが小さくなるので調整が必要となります。

購入したお店でサイズ調整をするのがおすすめです。

抗がん剤治療が終了したら徐々に自分の髪が生えてきます。

元通りに生えそろうまでには個人差がありますが、半年から1年程度かかるとみておきましょう。

それまでの期間は部分ウィッグなども活用していくと自然にカバーできます。

抗がん剤治療時における医療用ウィッグの選びかた

価格と使用感から選ぶなら

良いとはわかっていても医療用ウィッグは高価というイメージが否めません。

実際には種類や素材で価格は異なります。

材質では人毛、人工毛、ミックス毛があります。

人毛

人毛は一番高価ですが、それだけに事前でカットやパーマはもちろん、ヘアアイロンやドライヤーでのアレンジも可能です。

洗髪でスタイルはリセットされるので毎回手間はかかりますが、自分の毛と変わらず自然な髪の毛としてケアできます。

人工毛

人工毛は比較的安価でスタイルも保持されやすいです。

欠点は耐久性で劣ることです。

ミックス毛

ミックス毛は人毛と人工毛の中間くらいの価格で手入れも楽な傾向です。

洗髪してもスタイルが保持し、カットでのアレンジも可能です。

 

種類では、既製品、セミオーダー、フルオーダーから選べます。

既製品

既製品は価格が安くカタログをみて選べるのでお手ごろですが、それだけにぴったりのサイズがなかったり長さや毛量の調節をしたりはできません。

セミオーダー

それに対してセミオーダーは、大半ができあがっているウィッグの中から自分の好みに合ったものを選んだ上で好きなようにカットしてもらえます。

もちろん、自分の頭に合わせてのサイズの調整も行います。

フルオーダー

フルオーダーはウィッグのトップクラスとも言えるものです。

スタイルや毛質、毛量、色合いなど1から好みに応じてオーダーできる点は魅力的といえます。

ただし仕上がりまでにかかる時間も1カ月強と長めで、お値段も30万~80万円とかなり高額な傾向です。

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使用期間が長いからこそ試着は欠かさずに

ファッションでつけるウィッグとちがって、医療用ウィッグを使用する期間はおよそ1年半から2年ほどが多い傾向です。

それだけの期間に脱毛や発毛という変化にも対応する必要があります。

だからこそ、スタイルや価格だけではなくつけ心地は重視しておきたいポイントです。

販売店や専門店など試着できる先で体験した上で購入しましょう。

店頭で試着するときには、できれば普段の自分を知っている家族や友人に付き添ってもらうと確実です。

つけていても自然に見えるかどうかを、自分では見えにくい生え際やもみあげの部分を重点的にチェックしてもらいます。

チクチクしないか」「蒸れないか」「きつくないかなど自分でも着用感を納得いくまで試しましょう。

店では病状の進行に合わせたサイズ調整やアフターフォローも行ってくれるかの確認も忘れずにしたいところです。

専門店では治療中の頭皮のケアについてのアドバイスを行うところもあります。美容室を併設し生え始めた髪のお手入れを行ってくれるなどかゆいところに手の届くような気配りも、専門店ならではといえます。

治療に励むための良いパートナーとなってくれるお店を選びましょう。

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ウィッグの費用はどうする?

気に入った医療用ウィッグを見つけたとしても、やはり気になるのは価格です。医療用ウィッグは高機能でありサイズ調整などのアフターフォローがともなうので、どうしても価格が高くなりがちです。

1万円ほどの激安な製品もありますが、治療中の敏感な地肌に直接つけるものなので長期的な視点ではあまりおすすめはできません。

既製品は1万~10万円セミオーダーでは5万~30万円とその幅は広くなっています。

機能性と値段の兼ね合いで良いものを探しましょう。

医療用ウィッグは「医療用」と銘打っていますが、2017年時点では確定申告時における医療費控除の対象とはなりません。

治療に必要な薬や通院のための交通費は対象となるのですが、医療用ウィッグは美容目的とみなされるために該当していません。

がん保険に加入していれば「がん」と診断されることで一時金が受け取れるケースがあります。

医療用ウィッグの購入に充てられるので女性であれば、がん保険への加入はしておいた方が安心です。

また、一部の自治体ではありますが医療用ウィッグへの補助金や助成金の制度を設けているところがあります。

山形県の山形市酒田市など、自治体のホームページに詳細は記載してあります。

該当の地域に住んでいるのならば申請しましょう。

お住いの自治体で助成制度がなくても、医療用ウィッグのメーカーが行う割引制度もあります。

医療用ウィッグの大手メーカーでは抗がん剤治療を行う人を対象に自社製品の割引を実施しています。

メーカーによって詳細は異なりますが、医師の診断書があれば適用となる傾向です。

抗がん剤治療自体も高額な医療費が毎月かかってきます。

がん治療の際は医療用ウィッグにかかる費用も十分に考慮して、利用できる制度は上手に活用して不安のない闘病生活を送りましょう。

医療用ウィッグの購入に保険は適用されるの?

 

参考:医療用ウィッグ(かつら)のライツフォル(https://www.reizvoll-medical.jp/)当サイトは、毛髪業界の大手・アデランスのグループ会社であるライツフォルさんのサイトを参考にさせていただきました。

投稿日:2017年7月5日 更新日: